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研究交流会 2014/08/25

第2回RENCOM<異分野研究交流会> “数理科学 x 生命科学” 篇

日 程 2014年8月25日月曜日
時 間 13:00-15:00
会 場 先端科学・イノベーション推進機構棟 1階 セミナールーム
入場料 無料
備 考
RENCOM【Research Networking & Communications】とは、異分野の研究者が集い、お互いの研究を知ることで、新たな発想や協力・連携のきっかけが生まれ、今後の研究に明るい見通しが得られる(かも知れない)研究交流会です。

日時:8/25(月)13:00-15:00
場所:先端科学・イノベーション推進機構棟 1階 セミナールーム


講師・講演タイトル:
◯佐藤 純 脳・肝インターフェースメディシン研究センター 教授
 「分化の波」の数理モデルと遺伝学的解析
◯中村 健一 理工研究域数物科学系 准教授
 「場の不均質性による進行波の伝播制御」


概要:
 ハエ視覚系において見られる分化の波Proneural Wave はEGF およびNotch シグナルによるパルス波の
相互作用によって制御され、不均一な細胞種からなる球の表面を伝播しますが、その挙動は非常に複雑で
あり直感的に理解することは困難です。しかし、パルス波の伝播に関して場の不均一性が与える影響を理
論的に解析し、その理論を組み込むことにより、実際の生命現象に則しかつ数学理論の基盤を持った数理
モデルを構築することができると考えられます。このような数理モデルから生物学的にも数学的にも興味
深い研究が発展すると期待できます。
皆さんのご参加をお待ちしております。
申し込みは、右の参加申込みボタンよりお願いします。

参考:
■ 第一回 Rencom のイベントレポート
http://www.o-fsi.kanazawa-u.ac.jp/rencom/event/?p=18

8月25日(月)に 第二回 【RENCOM】生命科学 × 数理科学編 を開催しました。
今回は,脳・肝インタフェースメディシン研究センターの佐藤 純教授と理工研究域数物科学系の中村 健一准教授に「ハエの視神経形成における分化の波」を題材に,生命科学と数理科学の異分野連携についてお話し頂きました。
佐藤教授には「分化の波の数理モデルと遺伝学的解析」というタイトルでお話いただきました。定性的な説明がなされてきた生命現象に,数理モデルによる定量的な観点が加わることで,定性的に捉えていただけでは見えなかった新たな説明モデルが生まれるということを、ご自身の研究成果を用いて示されました。
中村准教授は「場の不均一性による進行波の伝搬制御」というタイトルで,様々な分野における数理モデルの活用例を示され,また,今後どのように数学を生命科学に応用していくことができるかという可能性についてご説明なさいました。
最後に,佐藤教授が中村准教授との共同研究プランを示され,それを例に,生命科学と数理科学の異分野連携の可能性についての活発な議論がなされました。議論終了後にはスピーカーと参加者が,レンコンチップスを食べながら,お互いの研究について語り合う和やかな時間が続きました。

アンケートを通して,次のような分野に興味があると,参加者の皆様よりご意見をいただいています。

  • ・数理関係
  • ・工学系 (ものづくり系)
  • ・文理融合
  • ・数学とそれ以外
  • ・社会問題とデータ・数学

いただいたご意見を基に第三回【RENCOM】の企画を検討中です。また「XXとYYの分野の融合が面白いのではないか?」という案がありましたら、是非お教えいただきたく思います。ページ右上の企画募集よりご連絡下さい。
第3回RENCOMは今年中に開催予定です。ご期待ください。

  •       佐藤 純教授

          佐藤 純教授

  •      中村 健一准教授

         中村 健一准教授

  •     第二回 RENCOM 会場

        第二回 RENCOM 会場

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